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No.212
↓の つづきその記事を読んで「なるほどなぁ」って思ったわけです。 先ほども書いた通り、ニュアンスは美冴の記憶によって 多少違ってる箇所もあると思いますが、大体そういう事を その主婦は投稿しておられました。 美冴も知人や街中の見知らぬ誰かやテレビの中の人達にも 「傷つけられる」ことが多いです。 でも、この主婦が言うように、彼らに「やめろ」とは 言えないわけですよね。いくら彼らの生活や健康体が うらやましく思えても。 美冴だって、例えば耳の聞こえない人から 「お前も聞こえなくなれ」 って言われても困るわけです。 こんな美冴でも誰かから見れば「ちきしょう」と 思ってる人達もいるのかもしれません。 この主婦が言うとおりですね。 「誰もが他人の存在によって傷つき、しかしながら同時に 存在するだけで誰かを傷つけながら生きていくもの」 なのでしょうね。
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No.211
存在するだけで傷つき傷つける10/15にタイトルだけで終わらせていたもの。 よく考えたらタイトルの日本語が間違っていたので直しました。 朝日新聞の「声」という投稿欄に載っていた文章が印象深かったので、書き留めておこうと思ったわけです。 投稿主は34才の主婦で「先日、“不妊症の女性が自分にとっては 辛い記事が多いのでやめてください”という主旨の投稿を なさっていました。お気持ちは分かりますが、ちょっと それはいかがなものでしょうか」 みたいな文章で始まります。美冴の記憶が頼りなのでこの辺は ニュアンスが違っていたらごめんなさい。 そして主婦は続けます 「私は足の病気で歩けなくなりました。街で歩いてる人達を 見ると傷つきます。でも、歩ける人に“歩くな”とは 言えないのです」 そこで美冴はハッとしました。 さらに主婦は 「私の友人は早くに夫を亡くしました。彼女は街を歩いている 夫婦を見かけるだけで泣いてしまうそうです」 と、世の中には色々な立場の人がいることを教えてくれました。 そして 「私達一人一人は自分では気づきませんが、誰かから見れば うらやましく、傷つけさえする存在なのです。人間とは 存在するだけで傷ついたり誰かを傷つけていくものなのです」 とまとめていました。 つづく |